足のしびれから考えられる病気
以前どこかで書いたような気もしますが、今回は足のしびれが症状として出現する『糖尿病』のお話です。
糖尿病といえば3大生活習慣病といわれる『心臓病』『がん』『脳卒中』になる前の前段階で発症することが多いといわれる病気ですね。糖尿病はそれ自体がとても恐ろしい病気なのですが、糖尿病で一番恐ろしいのは3つの合併症なのです。そして今回の『足のしびれ』は、糖尿病の合併症の一つである『糖尿病性神経障害』を発症した際に出てくる症状なのです。
糖尿病性神経障害とは、『糖尿病性網膜症』『糖尿病性腎臓症』と並んで糖尿病の3大合併症と言われ、糖尿病の合併症の中では一番よくある、罹患数も多いものだといわれています。ではその糖尿病性神経障害はどうしたら発症してしまうのかというと、まず糖尿病の 初期のうちに適切な治療をせず血糖値が高いまま日常生活を送ってしまうのが原因のひとつになります。
糖尿病の適切な治療を行わず、血糖値が高いままの状態で過ごしてしまうと体の中をめぐる末梢神経の働きが低下してしまいます。末梢神経の中には知覚神経(感覚神経とも呼ぶ)・自律神経・運動神経の3つの神経があり、その中の知覚神経が侵されると感覚の伝達がおかしくなったり、知覚異常が起こり足のしびれを感じるようになるのです。
またこの症状が出始めても血糖値の改善が見られなかったら、症状はどんどん進行し手・足のしびれや痛みのため夜に寝られなくなってしまったり、足の壊死や顔面の麻痺、体中の筋肉の萎縮など、様々な症状が出始めてしまいます。
ですので糖尿病の方で足のしびれが出てしまっている方は、足の状態を毎日チェックして正常な状態がどうかを確かめ、担当医と相談しながら症状の改善を目指しましょう。